美作国 食は文化の交差点

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美作国 食は文化の交差点

 味覚・嗅覚・触覚・聴覚・視覚と、人間の五感全てに訴えてくる「食」の世界。日々、目覚めてから、そして再び眠りにつくまで、私たちはなんらかの形で様々なものを摂取して生きています。太古の昔、火というものを操れるようになってから、人類は食材を様々な形で加工してきました。自然の環境によって得られる食材は大きく異なりますし、手のかけ方についても、人々は知恵をしぼりながら高度に発展させてきました。社会人類学者のクロード・レヴィ=ストロースは、「料理は自然から文化への移行を示し」そして、「料理は人間ならではの行動」であり「文化を生み出した行動」だと説いています。
 
   その「文化を生み出す行動」には、調理だけでなく、栽培・育成、採取、加工、保存、運搬についての、多様な知見や経験、技術も含まれます。そしてそれらは今に至るまで積み重ねられ、伝えられてきました。現在、私たちはその「文化を生み出す行動」の恩恵に、大いに預かっています。山の中に分け入って、収穫した食材を背負子に入れる。山の湧き水や川の水を巧みに引き入れて、穀物を育てる。水流を生かして穀物を挽く。塩の防腐効果を生かし、街道を伝って魚を流通させる。肉を干す。大きな木の樽を作り、麹菌とともに大豆や米を熟成させる。美しく彫り込んだ木型で和菓子の落雁を作る。究極の形にそぎ落とした応量器に托鉢の食物を入れる。漆で保護された木の器は丈夫で、熱いものを入れても触ることができるので重宝され、普及しました。また、体の不調を、身近な野草を使って整える知恵もありました。
 
   食の風景は、しばしば映像や小説に取り入れられ、登場人物の暮らしぶりや家族関係、時代や舞台となっている地域の風土を、雄弁に語ります。人は家庭の食事やお弁当作りに際しても、彩りを考えてささやかな気配りをします。それはコミュニケーションの一つの形でもあると言えるでしょう。祭りや冠婚葬祭では、それぞれの土地の習わしによって食材を揃え、道具を飾り、料理してきました。コミュニティーの人々の繋がりを再確認する機会ともなりました。
 
   しかしながら、こういった伝承を、若い世代に伝えていくことが次第に難しくなっているのも事実です。住まいの中にある台所の位置付けや風景は、次第に変化し、均一化してきて、地域色もなくなりつつあります。外食や中食が生活に浸透し、さほど手間でもない料理から私たちは手を引きつつあります。一方で、消滅していく食文化の豊かな知恵や加工技術を、今一度見直し、未来に向けて生かし直すことが大切だと考え、行動にうつす若い人々もいます。料理には、火と水と空気と土が深く関わっています。それらをうまく使いこなせる土地には、豊かな文化が育っているはずです。
 
   今年のおかやま県民文化祭「これがOKAYAMA!プログラム」では、美作国〜食は文化の交差点〜をテーマに県民文化祭期間中に美作地域で開催される、食を一つの交差点と捉え、そこに交差する文化芸術プログラムや、それを育くむ場、キーマンをご紹介します。美作エリアの豊かな自然や街道をたどりながら、そこに息づく文化に目を向けてみましょう。
 「食は文化の交差点」で取り上げるのは、食とのつながりの深い歴史・文学・映像・工芸・美術・教育・デザイン・建築・写真などです。どうぞ、各地の食や催しを訪ねてみてください。さらに、ここでご紹介するレシピを参考に、ご自分でもその「食」を再現なさってみてください。想像するよりも容易く美味しい恩恵を受けられるかもしれません。

リーフレット

こちらからレシピを見てみましょう! プレゼントの応募方法 Instagram 変更はこちらからご確認ください 

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編集・発行

おかやま県民文化祭実行委員会(公益社団法人岡山県文化連盟、岡山県)

協力

本リーフレット作成にあたり、ご協力いただきました関係各位に心より御礼申し上げます。

デザイン

株式会社 LogooDesign

問い合わせ

公益社団法人岡山県文化連盟
〒700-0814岡山市北区天神町8-54 岡山県天神山文化プラザ3F
TEL:086-234-2626
FAX:086-234-8300