言葉が詩になり音楽となる即興的な楽しみ方
日本語には「カリカリ」「ごろごろ」といった音を表現した擬音語、「ぴょんぴょん」「くるくる」など、動きや状態を表す擬態語があり、心揺さぶる表現の美しいことばだと思います。言葉が詩になり音楽となる即興的な楽しみ方をするユニークな文化に出会いました。 エチオピアの吟遊詩人・楽師の人類学研究をされている川瀬慈さんと音楽活動や色んな場所で、様々なジャンルを駆使しながら対話のプロセスを形にしているハブヒロシさんを講師に迎え、言葉と音に関する其々の活動経験をもとに異文化の出会いやそこで見えた母国の言葉の形などについてお話ししていただきます。私たちが使っている言葉について考える時間を持つことで、新たな世界が見えてくるかもしれません。
内 容 / トークセッション&ワークショップ
日 時 / 2023/11/26(日) 11:00-16:00
場 所 / 喫茶さざなみハウス(岡山県瀬戸内市邑久町虫明6539)
料 金 / ランチ代1,000円
定 員 / 20名程度
対象者 / 音楽、教育、映像
講師紹介
川瀬 慈(かわせ いつし)
1977年岐阜県生まれ。映像人類学者。国立民族学博物館准教授。エチオピアの吟遊詩人の研究に基づき、詩、小説、映像作品、パフォーマンス等、既存の学問の枠組みにとらわれない創作活動を行う。主著に『ストリートの精霊たち』(鉄犬ヘテロトピア文学賞)、『エチオピア高原の吟遊詩人うたに生きる者たち』(サントリー学芸賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞)、『叡智の鳥』等。オンライン学術誌TRAJECTORIAを2019年に創設し、編集長を務める。
ハブヒロシ
アーティスト/遊鼓奏者/医学博士/NPO法人丹田呼吸法普及会理事長/京都大学大学院医学研究科特定研究員。インドネシアでのガムラン修行やセネガルでのサバールドラム修行、馬喰町バンドなどのバンド活動、関ジャニ∞や台湾原住民とのレコーディングなど、様々なジャンルで活動した後、地域おこし協力隊として岡山の高梁市へ徒歩移住。2022年、ハーバード大学で社会疫学の研究をするため渡米。芸能の現在性、出会いと対話のプロセスを形にし、ある種の詩/沈黙のような瞬間に触れるような主にコミュニティー(死者/未来/風土等含む)を巡るアートプロジェクトに邁進。