今ではもう見ることができない古い家並み、写真館で撮られた人生の節目の一枚
津山には町や人々の暮らしを撮影した貴重な写真を保存されている江見写真館さんがおられます。
今ではもう見ることができない古い家並み、催事、写真館で撮られた人生の節目の一枚、さりげない生活の一コマ、そして当時としては珍しい動画など、
とても生き生きとした魅力に溢れた写真を、登録文化財ともなっている江見写真館の写場で見せていただく機会を設けます。
江見正暢さんの解説で、津山の歴史への理解を深めたあと、建築士の石田尚昭さんと一緒に、津山の人々の生活に溶け込んだいくつもの建築を探訪します。
また、それぞれの目線と感性で、建物の魅力を写真で採取し、最後にそれらを互いにシェアしてみましょう。
自分一人で見ていただけでは気づかなかった、たくさんの魅力に、あらためて気付かされるかもしれません。
内 容 / トークセッション&ワークショップ
日 時 / 2022/11/9(水) 11:00-16:00
場 所 / 津山市城西地区周辺
料 金 / 1000円(ランチ代・当日お支払いください)
対象者 / 写真、建築、教育、美術、歴史、デザイン
江見写真館
幕末に津山藩家老が横浜で写真術を学び、それを伝授された藩士の初代江見兼次郎により、1873年創業。朝日新聞などの写真記者としても活躍した3代目江見正が撮影した大正末期から昭和初期の津山の風景や建物など、約10,000点もの貴重なガラス乾板の原板が残されている。木造2階建ての白亜の洋館は登録有形文化財(2000年)。現在はステンドグラス作家の顔を持つ5代目江見正暢氏が写真家としてその歴史を受け継ぐとともに、ガラス乾板を郷土の貴重な資料として津山市と共同でデジタル化。津山郷土博物館と写真館で保存管理している。
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