渋柿あんこのまんじゅう

渋柿あんこのまんじゅう

渋柿を使った料理
奥津町は気温の影響で甘柿と渋柿の境界にあたる。ダムで水没した南部は甘柿ができたが、北部の羽出、奥津地区は渋柿になる。渋柿が多いので、それを利用した料理がある。「ずくし」は熟柿の地方名。

<渋柿あんこ>
材料
ずくし…6個
小豆…2合
塩…少々

作り方
①小豆2合を洗い鍋に入れ、たっぷりの水に浸し1晩おく。
②鍋を火にかける。沸騰したら火を止め、ザルにあげ湯を捨てる(アク抜き)。
③小豆を鍋にもどし、多目の水を入れ火にかける。途中で水が無くなりかけたら、少しずつ水を足し小豆が指でつぶれるくらいまで煮る。小豆が煮上がった時、水気は少ないほうがよい。
④ずくしの皮と種を除き、すり鉢に入れ、すりこぎでなめらかになるまですりつぶす。
⑤煮た小豆に、すりつぶしたずくしを移し火にかける。塩を3本の指でつまんだくらい入れる。
⑥弱火で焦げないように混ぜながら、水気が無くなるまで煮る。

<渋柿あんこのまんじゅう>
材料
渋柿あんこ…適量
上新粉…250g
水…約200cc

作り方
①渋柿あんこをウズラ卵くらいの大きさに丸めておく。
②上新粉250gに約200ccの水を少しずつ加え、耳たぶぐらいの柔らかさにこねる。ピンポン玉くらいの大きさに丸め、それを手のひらで薄くのばす。
③あんこを中央にのせ、皮で包みこむように丸め、少し平らになるように軽くつぶす。
④ぬれふきんを敷いた蒸し器に入れ10~15分蒸す(皮に透明感が出てきたら蒸せている)。