毎年9月〜11月に県内各地で100以上のプログラムが開催される県民総参加の文化の祭典「おかやま県民文化祭」。
2025年度のおかやま県民文化祭 これがOKAYAMA!プログラムでは、「古くて新しい、美作国のうつろい」をテーマとしたワークショップを開催いたします。
【WORKSHOP】フィルムカメラで撮って感じる“うつろいの時間”

「ゆっくり撮ると、見えてくる」、「はじめてのフィルムカメラ体験!4✕5インチ大判フィルムで描く写真のふしぎ」
フィルムカメラで写真を撮ったことはありますか?いまや誰もがスマートフォンで気軽に撮影できる時代ですが、カメラの誕生からおよそ200年が経った今でも、フィルムにはデジタルとは違う深い魅力があります。
今回のワークショップでは、津山在住の写真家·杉浦慶佗(すぎうら けいた)さんを講師に迎え、フィルムカメラの撮影体験を通して、「光」と「時間」のうつろいに触れてみます。 私たちが見ている世界は、常に“今”の連続の中にあります。しかし、フィルム写真はその“今”を「時間をかけて見る」体験へと変えてくれます。ワークショップでは杉浦さんが普段使っているカメラで、超高精細の再現を可能にする4×5インチ大判フィルムを使用し実際写真を撮ることを学び体験します。露出計で光を測定し、ピントを合わせるなど、普段触れることのないカメラと専門家の話などを直に触れる機会となります。写真を通して、時間との関係をもう一度見つめ直す。そんな“まなざしのワークショップ”にせひ触れてみてください。
日 程 / 2025年11月29日(土)10:00-12:00
料 金 / 1,000円
定 員 / 9名
対 象 / ⼩学⽣⾼学年〜⼤⼈
会 場 / 作州⺠芸館2階 〒708-0046 岡⼭県津⼭市⻄今町18
講師プロフィール
高校卒業後教師を目指し進学するも、そこでかつて中平卓馬や森山大道が在籍していた『provoke』の写真表現に出会い、自身でも作品の制作を始め現在に至る。
自ら育った土地である岡山での撮影にこだわり、大判カメラを使いながら「人間と自然の関係性」をテーマに活動を続ける。現在は新見市の人工林の山を中心に撮影し、人間によって造られた奇妙な自然のあり方に関心を寄せ制作に取り組んでいる。
主な受賞歴「第2回岡山県新進美術家育成『I氏賞』」大賞(岡山、2009年)
「福武教育文化財団 福武文化奨励賞」(岡山、2010年)など。

