岡山県内の文化・芸術な「ヒト・コト・場所」を紹介するシリーズです

プログラム・コーディネーターの大月さんと楽しい仲間たちが、
岡山県内のちょっと気になるヒトに会いに行ったり、あんなコトやこんなコトを体験したり、素敵な場所を訪れたり…。
知っていそうで知らない岡山の魅力を紹介していきます。(不定期更新)

 

郷原漆器を支える「蒜山高原の自然 」

郷原漆器を支える「蒜山高原の自然 」

蒜山高原にある漆畠。

郷原漆器に欠かせない備中漆は、下草が刈られたこの美しい林で採取されています。
漆の幹の表面を傷つけ、その傷口からじんわりと滲んでくる乳白色の樹液をすこしずつ掻き集める作業を漆掻きと言います。
漆は乾くと黒く変色するため、その傷跡が不思議な暗号のようにも見えます。

郷原漆器は山栗を輪切りにした生木を挽いて作ります。
身近にふんだんにある素材を組み合わせて活かす工芸品は、岡山の豊かな自然が支えています。

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