俳句と小説。短い言葉と長い物語。
異なる表現形式でありながら、どちらも「“今”を生きる自分」を言葉ですくいとろうとしています。
今回の実験室では、愛媛でハイクライフマガジン『100年俳句計画』を編集し、美術館での吟行会鑑賞法など様々なイベントや企画を実践しているキム・チャンヒさんと、岡山を拠点に小説の魅力を発信している岡崎隼人さんをお招きし、「言葉が生まれる瞬間」「書くことの意味」について各講師の話を通して掘り下げていきます。
そして後半では、新聞に掲載されている言葉を黒マジックで塗りつぶして、残された言葉で俳句を“作る”、“魅せる”「クロヌリハイク」のワークショップを実施。
“言葉を塗りつぶす”ことで、隠れていた新たな言葉が立ち上がる──。
日常に潜む言葉の断片に目を凝らし、創作のヒントを見つける体験となるでしょう。
普段、詩や物語に馴染みがない人も大歓迎です。言葉が生まれ、交差し、響き合う場に、是非ご一緒しましょう。
内 容 / トークセッション&ワークショップ
日 時 / 令和7年9月6日(土)11:00~16:00
場 所 / 岡山県天神山文化プラザ 3階第1会議室
参加費 / 1,000円
講 師 / 岡崎隼人氏(小説家/岡山県)
キムチャンヒ氏(俳誌『100年俳句計画』編集長/愛媛県)
関連分野 / 文学・教育・ことば・メディア
講師プロフィール
岡崎隼人
小説家。1985年岡山市生まれ。現在も同市に在住。2006年、『少女は踊る暗い腹の中踊る』で第34回講談社メフィスト賞を受賞しデビュー。ほかの著作に『だから殺し屋は小説を書けない。』『書店怪談』がある。また共著に『だから捨ててと言ったのに』(講談社編)。掌編小説、エッセイなども手がける。
キム・チャンヒ
1968 年⽣まれ、愛媛県出⾝。⾼知⼤学教育学部特設美術科卒。有限会社マルコボ.コムにて、句集の装丁などのグラフィックデザインや、各種俳句イベントの企画などを⾏っている。ハイクライフマガジン『100 年俳句計画』編集⻑。まつやま俳句でまちづくりの会会⻑。NPO 法⼈俳句甲⼦園実⾏委員会会員。現代俳句協会会員。句集『COSMOS』、ミニ句集『少年期』、アンソロジー『俳句の杜2023』、など。