建築探偵団 其の七『門前町・金光』

建築探偵団 其の七『門前町・金光』

歴史を知りながら感じる、金光町の街並みの色と形

県内に点在する興味深い建築物を詳細に見ていき、その魅力や、コミュニティーの中でどのような文化的役割を担ってきたか、さらには、その新たな活用の可能性などを検証するシリーズです。

7回目となる今回は、岡山県の南西部にある浅口市金光町大谷地区の町並みを一緒に歩きながら建物を味わいます。近年、今も残る昭和の懐かしい街並みを舞台に撮影された映画『とんび』(2022年)のロケ地としても有名になった金光町大谷地区。金光町はその名の由来である金光教本部の門前町として発展しました。参拝者が通った道には今も、老舗の店舗や歴史的な建物が多く残されています。そのうちのひとつ、創業120年の歴史を持つ和紙店「西紙店」の西規雄さんから、街並みが持つ建物の記憶についてお話を伺うとともに、建築探偵団常任講師の石田さんから、主に建築物に関する解説をしていただきつつ、ゆるりと街歩きをします。建物の色や形など、金光町の歴史を知った上で感じられるまちや建物の魅力について、いつもとは違った角度でアプローチする時間を楽しみましょう。

内 容 / トークセッション&ワークショップ
日 時 / 2024年10月26日(土) 13:00〜16:00 
場 所 / 浅口市金光町大谷周辺
料 金 /無料
対象者 /建築、歴史、まちづくり

お申込みはこちら

講師紹介

石田 尚昭
建築・地域文化資源活性化研究会 代表。東京理科大学大学院工学研究科建築学専攻修了。岡山市職員として足守地区の町並み保存、西川緑道公園の活性化、旭川かわまちづくり事業などを手掛ける。2024年2月まで山陽新聞「さん太タイムズ」「面白たてもの歩記(あるき)」を執筆。一級建築士・ヘリテージマネージャー。
西 規雄
大谷地区元気いっぱいまちづくり協議会。1973年金光町大谷で生まれ小・中・高と暮らす。家業の印刷会社を継ぐため1992年日本プリンティングアカデミー入学(東京)、卒業後1996年同業に就職(東京)、2000年岡山に帰郷し昭和印刷(株)に入社、2008年代表取締役就任。2004年大谷の会設立、2010年大谷地区元気いっぱいまちづくり協議会会長就任、2020年一般社団法人大谷の会設立、大谷地区のまちづくりに携わっている。