現代社会の中での私たちの暮らしや表現はどういう状況にあるのでしょう
多様性を尊重する動きがいっそう高まる社会的動向の中、
社会でのあらゆる垣根を越えて参加できる公募展として9周年を迎える「ポコラート」、
やりたいことを無理せずできる快適な生活介護事業所「ぬかつくるとこ」、
既存の価値観や芸術観にとらわれない自由な働きや表現活動を基軸としたユニークな事業で注目を浴びる「NPO法人SWING」など、
全国あちこちで、これまでになかったような生き生きとした活動が生まれています。
今回は、東京、京都、岡山のそれぞれの現場の方々にお集まりいただき、日々の活動の中から見ると、
現代社会の中での私たちの暮らしや表現はどういう状況にあるかを語っていただきつつ、
人にとって表現とは何なのかを一緒に考えてみようと思います。
内 容 / トークセッション&ワークショップ(軽食付)
日 時 / 2020/1/26(日) 11:00-16:00
場 所 / いかしの舎
料 金 / 軽食代1000円(当日お支払いください)
定 員 / 30名
申込人数が定員に達しましたので、ワークショップの受付を終了とさせていただきました。
対象者 / 美術、書道、メディア、福祉、教育、工芸、文学、音楽に興味がある方
講師紹介
嘉納礼奈
芸術人類学研究者、アーツ千代田 3331 社会包摂型芸術支援事業チーフ 兵庫県生まれ。芸術人類学研究、EHESS(フランス国立社会社会科学高等研究院)、フランス社会人類学研究所在籍。パリ第4大学美術史学部修士課程修了。国立ルーブル学院博物館学課程修了。アウトサイダー・アートの研究、企画などに携わる。現在、アーツ千代田3331にて「ポコラート全国公募」コーディネーターも務める。『美術手帖』『ユリイカ』など多数寄稿。
木ノ戸昌幸
NPO法人SWING代表 愛媛県生まれ。NPO法人スウィング理事長。フリーペーパー『Swinging』編集長。立命館大学文学部卒。引きこもり支援NPO、演劇、遺跡発掘、福祉施設勤務等の活動・職を経て、2006年にNPO法人スウィングを設立。人の「働き」を「人や社会に働きかけること」と定義し、芸術創作活動「オレたちひょうげん族」、清掃活動「ゴミコロリ」、京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」等の活動をプロデュース。著書『まともがゆれる ―常識をやめる「スウィング」の実験』(2019/朝日出版社)など。
中野厚志
ぬかつくるとこ代表 山口県生まれ。福祉系の大学を卒業後、15年間岡山県内の障がい者支援施設に勤務。その頃から障がいを持った人たちから生み出される数々のモノたちに衝撃を受ける。2013年12月、仲間とともに岡山県都窪郡早島町の築100年以上の蔵を改装した建物で生活介護事業所「ぬかつくるとこ」を立ち上げ、現在に至る。アートを一つの媒体として、個々の個性や特性をうま味に変化すべく、現在発酵中。
関連リンク
いかしの舎 / www.town.hayashima.lg.jp/ikashinoya
嘉納礼奈 / www.3331.jp pocorart.3331.jp 木ノ戸昌幸 / www.swing-npo.com 中野厚志 / nuca.jp