生きていく上での様々な痛みにアートはどのようにふるまえるのでしょう。
私たちは生きていく上で様々な痛みを抱えながら生活しています。
大きな災害がもたらす死や離散、日常の中で生まれる家族間の問題などに対して、アートはどのようにふるまえるのでしょう。
今回は身近な大人に虐待されて亡くなった子どもたちを取り上げた太田三郎さんの作品を鑑賞したり、
宮本武典さんが手がけられてきた震災や中山間地での企画についてのお話しをうかがいます。
ワークショップでは、それぞれのライフヒストリーをもとに小さなオブジェを制作し、衆楽園で即興的な「展示」をおこないます。
鑑賞・対話・制作・展示とこれまでになかった濃い時間を共に過ごしましょう。
内 容 / トークセッション&ワークショップ(ランチ付)
日 時 / 2019/11/23(土) 11:00-16:00
場 所 / 衆楽園 迎賓館
料 金 / 食事代1,000円(当日お支払いください)
定 員 / 30名
対象者 / まちづくり、アート、工芸、産業、歴史、デザイン、文学に興味がある方
講師紹介
宮本武典
キュレーター 奈良県生まれ。2019年3月まで東北芸術工科大学教授・主任学芸員として、地域に根ざした協働型アートプロジェクトや、東日本大震災の復興支援プログラムを数多く企画・実施。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」(2014, 2016, 2018)ディレクター。東根市公益文化施設まなびあテラス芸術監督。2019年4月より角川文化振興財団クリエイティブディレクターとして、同財団とKADOKAWAが埼玉県に建設中の角川武蔵野ミュージアム(2020年開館/隈研吾氏設計)の立ち上げを手がけている。
太田三郎
アーティスト 山形県生まれ。国立鶴岡工業高等専門学校機械工学科を卒業し、1984年より切手と消印を用いて「時間」と「場所」の関連性をテーマに作品を制作。1994年から岡山県津山市を制作拠点に活動を続けている。戦没兵士や中国残留日本人孤児、被爆者、世紀の遺書など太平洋戦争に題材を得た「POST WAR」シリーズをはじめ、写真や植物の種子を素材とした作品など、様々な表現方法で作品を手がけている。
関連リンク
衆楽園 迎賓館 / www.city.tsuyama.lg.jp/city/index2.php?id=522
宮本武典 / takenorimiyamoto.jp
太田三郎 / seedproject.jp