文化人材バンク「学校出前講座」〜おかやま子どもみらい塾〜

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リーフレット 平成29年度 利用状況・利用校募集(PDF)
平成29年度申請書 申請書(PDF) 申請書(Word) *平成29年度の申請は締切りました。

対象分野

洋楽 合奏、吹奏楽、オーケストラ、洋楽器
邦楽 箏曲、尺八、三味線、鼓、地唄、和太鼓
民謡 民謡民舞
合唱 合唱、ボイストレーニング、指揮法
演劇 演劇、ミュージカル
舞踊 日本舞踊、バレー、現代舞踊(ダンス)、新舞踊
伝統芸能 狂言
絵画 デッサン、水彩画、油絵、日本画、水墨画、版画(リトグラフ)、抽象絵画、ガラス絵、テンペラ画、
切り絵、浮世絵の摺り体験
彫刻 彫刻(塑造、木彫)、各種素材による立体造形
工芸 金工(銅版・彫金)、木工(挽物・指物・刳物)、竹工、漆芸、染織(織物・染織・草木染・友禅染)、
七宝、人形造形、陶芸(備前焼・色釉、陶彫)
書道 漢字、仮名、書写(毛筆・硬筆を含む)
写真 風景、人物、昆虫等
デザイン チラシ・ポスター、工業デザイン、空間デザイン、ブックデザイン
作品鑑賞 対話型鑑賞法
文芸 現代詩、俳句、短歌、川柳、童話、エッセイ
茶道 裏千家、表千家
華道 池坊、小原流、御室流、専敬流、草月流、未生流、龍生派
生活文化 囲碁、将棋、着付け、かるた、投扇興、現代作法、表装
話し方 アナウンス、朗読、言葉遣い
多文化理解 民族衣装、あそび

*他分野についてもご相談に応じます。

平成26年度実施アンケート 調査&結果

平成26年度実施事業(平成26年4月~平成27年3月実施)においては、学校出前講座の伝統文化部門で、延べ14分野、延べ98校の利用が、一般芸術文化部門で、延べ12分野、延べ93校の利用があり、それぞれ受講した児童・生徒、実施校の教員、派遣講師に対してアンケート調査を実施しました。アンケートの集計数は、児童・生徒6,744名(小学校3年生以上を対象とし、複数学年及びクラスでの取り組みではどこか1つの学年・クラスでアンケートを実施。特別支援学級では任意で実施)、実施校の教員191校(回収率:100%)、派遣講師271名です。
アンケート結果はこちら(PDF)

文化人材バンク登録講師一覧

登録講師一覧はこちら

講師の詳細や講師登録については、事務局までお問い合わせください。文化人材バンク登録用紙はこちら(PDF)

学校出前講座活用例

・小学校6年生社会科における室町文化体験授業(華道・茶道・水墨画・狂言の選択授業など)
・音楽の授業における邦楽体験(鼓・箏曲・尺八・三味線など)
・音楽発表会や学習発表会に向けたボイストレーニング、合唱指導・合奏指導など
・総合的な学習の時間における伝統文化体験(和太鼓・染織・漆芸・七宝・陶芸・かるたなど)
・美術(図工)の授業における絵画鑑賞の手引き(学芸員による講義)や対話型鑑賞法など
・語学以外の多文化理解教育(ユネスコの活動紹介や民族衣装・遊び・生活習慣を体験するなど)
・職場体験に向けて(現代作法・話し方など)
・地域の特性を活かした授業(地域出身の詩人を顕彰し、詩の創作を行うなど)◇部活動の指導で…◇
・専門的な指導によるレベルアップ(将棋・写真・器楽・話し方・箏曲など)◇教職員の研修やワークショップで…◇
・学校教職員の研修として、板書指導(書道)など
・専科教員を対象とした音楽(合唱指導法・指揮法)・美術指導など

出前講座実施例・感想

事例1「合唱」

講師 佐々木 英代(岡山県合唱連盟)
実施校  備前市立西鶴山小学校 3・4年生24名
目標  備前市音楽発表会に向けて取り組んでいる合唱曲を中心に、
基本的な発声法や歌詞を大切にした歌い方などを身に付けるとともに、
友だちと心を合わせて歌うことの楽しさを味わうことができる。
 内容 第1回:声の出る仕組みや声の出し方を動物の鳴き声を使って分かりやすく指導していただいた。

第2回:合唱曲「大切なもの」を使って、二部合唱の指導と低音部の支え、
     歌詞の意味が伝わる歌い方などの指導をしていただいた。
第3回:市音楽発表会に向けての仕上げ練習として、響きのある声の出し方と各パートの具体的な歌い方など、
     きめ細かい指導をしていただいた。
【児童の感想】
  • いろいろな動物の声まねをしました。とっても歌が楽しくなりました。先生が教えてくださったように私も練習して、音楽でいろんな人を楽しませたいです。
  • 3回教えていただきましたが、佐々木先生に習った後はなぜかいい声が出るのが不思議です。とっても楽しかったです。歌がまた好きになりました。
  • 音楽会では佐々木先生が教えてくださったように歌って、歌でぼくたちも気持ちを伝えることができたのでスッキリしました。ほかの学校の歌声でも元気が出ました。佐々木先生が言われていたように「歌は人を元気にするビタミン」だなと思いました。
【教師の感想】
  • 動物の鳴き声を使った発声の仕方は、子どもたちにとても分かりやすく、何よりも楽しく声を出すことができました。第2回以降は、音楽会に向けての具体的な指導をしていただきましたが、子どもたちのよさをしっかりほめてくださった後で、実態に応じた指導をしてくださいました。回を重ねるごとに子どもたちの声と表情が変わっていくのを実感しました。歌で思いを届けたい、表現したいと思う児童が増えてきたことがとてもうれしかったです。子どもたちはもちろん、曲想のつけ方や指揮の仕方など、指導者もたくさんのことを教えていただき感謝しています。
【講師の感想】
  • 2学年合わせて24名。少人数だからこそできる内容の濃さがありました。まず基本の発声を初回で詳しく体験し、2回目に初めて曲目に取り組みました。たっぷりの息にたっぷりの声を乗せると、次は自然にたっぷりの息が入ってくる仕組みを主に練習しました。短時間に声質が整い揃ってきました。具体的な注意にもすぐ素直に従ってくれて感謝です。その結果「全力を尽くしてスッキリ」「歌が面白くなった」「他の学校も、とてもよい合奏や合唱をしていて何だか元気がわいてきた。ぼくたちも歌で気持ちを伝えてうれしかった」というように、よい音、よい歌とは何かが分かったようです。歌は心のビタミンです。
事例2「箏曲/尺八」

講師 〈箏曲〉安立 裕子
〈尺八〉塩治 尺山(岡山三曲協会)
実施校 赤磐市立山陽小学校 6年生75名
目標 箏と尺八の演奏を聞いたり、体験したりすることにより、
それらの楽器に親しみ、日本の音楽の特徴や雰囲気を感じることができるようにする。
 内容 ①箏・尺八の楽器説明  ②「春の海」の演奏鑑賞

③演奏体験       ④箏と尺八による演奏に合わせて校歌合
【児童の感想】
  • 箏と尺八の演奏を初めて聞きました。それぞれの音色が響き合っていて、とても素晴らしい演奏でした。こんなに素敵な楽器が日本にはあるんだなと感じました。
  • 尺八は最初は音が出なかったのですが、「唇からもう少し離して吹いてみて」など丁寧に教えてもらい、ついに音が出るようになりました。すごくうれしかったです。ありがとうございました。
  • 箏を弾くとき、弦に番号シールが貼ってあり、大変分かりやすかったです。最初、あまりいい音が出なかったのですが、先生が分かりやすく指導してくださり、「さくらさくら」が少し弾けるようになりました。箏を弾くのがとても好きになりました。
【教師の感想】
  • 各学級90分の実施で、内容や時間配分を計画的に進めてくださいました。箏と尺八は児童にとってあまり馴染みのない楽器なので、うまく楽器に親しむことができるかどうか不安だったのですが、先生方が大変優しく丁寧に教えてくださったので、児童は萎縮することなく伸び伸びと楽しく学習することができました。箏と尺八の演奏体験が終わった後も、まだ練習がしたくてたまらない児童がたくさんいました。児童にとって90分はあっという間で、とても充実した授業になりました。本当に有難うございました。
【講師の感想】
  • 最初のうちは不安な顔つきをしていた児童が、段々音が出るようになってくると、うれしそうに「出た出た!」と大きな声をあげながら走り寄ってくると、私もついつい顔がほころんできました。講座も大事ですが、終了後の片付けを一生懸命手伝ってくれ、音が出たとか、上手に弾けたということ以上に、気持ちよく帰路につきました。(塩治 尺山)
  • 鑑賞と楽器説明を行い、残りの時間で箏の「さくらさくら」を全員に体験してもらいました。箏の数の都合もあり、一人が箏の前に座る時間が短いにもかかわらず、一生懸命に取り組んでもらい、スムーズに終了することができました。休憩時間には、箏に興味をもった子どもたちが自主的に箏を弾いて楽しんでいました。もう少し時間があれば発表会もできるのではないかというような気持ちにもさせられました。終了後、子どもたちに片付けをお手伝いいただきました。ありがとうございました。(安立 裕子)
事例3「室町文化体験(茶道・華道・水墨画・狂言の選択授業)」

講師 〈茶道〉崎坂 宗佳(岡山県茶道連盟)
〈華道〉太田 生子(岡山県華道連盟)
〈水墨画〉水口 美智子(玄画会)
〈狂言〉田賀屋 夙生(田賀屋狂言会)
実施校 岡山市立御野小学校 6年生82名
目標 社会科で学習した室町文化の中から、茶道・華道・水墨画・狂言のいずれかを体験することにより、
日本の伝統的な文化のよさにふれるようにする。
 内容

[茶道]
お茶の点て方、お菓子のいただき方だけでなく、
茶の心からくる礼儀作法についても丁寧にご指導いただいた。

[華道]
お花は生け方によって感じが変わることを学び、各自花材を自由に選んで、
それを生かした花の生け方を教えていただいた。

[水墨画]
雪舟の話から水墨画を学ぶ心構えについて教えていただき、
ひまわりを題材にした水墨画の描き方を教えていただいた。

[狂言]
国語の教科書にも出てくる「柿山伏」をもとに、狂言の面白さ声の出し方、
表現の仕方などを指導していただいた。 

【児童の感想】
  • [茶道]お茶の点て方を教えていただきました。手首を上下に動かしてなかなか泡が立ちませんでした。少し速く動かすと泡が立ってきました。思わず「おー!」と声が出ました。
  • [茶道]お辞儀の仕方を教えてもらいましいた。相手が自分より目上の人の場合は、深くお辞儀することが分かりました。
  • [華道]生け花をするのは初めてなのでドキドキしました。太田先生に「お花を生けるときは、お花とお話ししてどんな風にするか考えてね」と言われました。私は演劇をイメージしながら作りました。生ける位置で主役や脇役をイメージしながら生けました。お花を生けるのは難しかったけど、よい作品ができてよかったです。日本独自の世界に誇れる文化を、次の時代に引き継げるよう頑張らないといけないなと思いました。
  • [水墨画]水口先生が描いているのを見ると簡単そうでしたが、実際やってみると墨で色を作るのはとても難しかったです。色が濃すぎたり薄すぎたりとなかなか好みの色ができませんでした。ひまわりを描くのは難しかったけど、面白かったです。
  • [狂言]最初に田賀屋先生がお手本を見せてくださいました。すごいなと思いました。先生は声が大きくないといけないとおっしゃっていました。カラスやサルの声が今と全然違い、中でも犬の声が全く違ったのでびっくりしました。
  • [狂言]狂言についていろいろ教えてもらいました。足利義満が狂言好きだったというのがとても印象に残りました。テレビで狂言を見たことがありましたが、生で見る方が迫力があって面白かったです。
【教師の感想】
  • [茶道]茶道の礼儀作法や抹茶の点て方などを教えていただきました。礼の仕方などは初めて聞くことも多かったようです。相手の立場によって礼を使い分けるということは、普段の生活にも生かせるのではないかと思いました。普段し慣れない正座には苦しんだようでしたが、講師に点てていただいたお抹茶はとてもおいしかったようです。
  • [華道]生け花の歴史をうかがった後、花の位置や緑の多さなどで全体の見栄えが変わってくることなどを教えていただきました。子どもたちも自分たちなりに、花と会話し考えながら生けることができました。作品の出来ばえにどの子も満足できたようでした。花器もペットボトルとオアシスを使ったものを教えていただき、そのまま持って帰ることがたのでよかったです。
  • [水墨画]社会科の授業に出てきた岡山県出身の雪舟の話から水墨画について話され、細かく描き方を教えていただきました。最初は勝手が分からなかった子どもたちも、講師のアドバイスのおかげで、自分でも思ってもいなかった作品が描け満足した様子でした。最初から最後まで集中して取り組めました。
  • [狂言]狂言の歴史についてしっかり教えていただきました。はじめは恥ずかしがっていた子どもたちも、講師の声や姿勢を見て段々と世界に引き込まれ、一生懸命演ずることができていました。狂言の中で登場人物や場面展開など、講師の実演を交えての説明がとても分かりやすいと思いました。
【講師の感想】
  • はじめはいささか緊張気味でしたが、茶筅を振ることに興味を持ち、また普段し慣れない正座に苦しみながらも、熱心に、そして素直な態度で一生懸命楽しそうに点てている姿に感動いたしました。この体験を通じて、茶道の楽しさ、茶道のよさを少しでも伝えることができていたら幸いです。(崎坂 宗佳)
  • 花材をAさんは高く、Bさんは低く、また、ゆったりとまとめるCさん、Dさんはぎっしりと生け、それぞれに個性があり楽しい講座となりました。それぞれの個性を認めた上で、「少し足もと(差し口)が寂しいかな」「花は葉っぱが大好きよ。ヤツデの葉っぱやシダを入れてみようか」など、ひと言アドバイスをしながら花材を足してみると、「すげぇなあ」「ほー!」と言いながら拍手をし、満足そうな笑顔を見せてくれました。子どもって純真だなあ、反応がすごいなあと私の心が洗われました。今回の体験を大切にしながら、日本の文化をいつまでも育てていってほしいと思います。(太田 生子)
  • 礼儀正しくあいさつができて、とても素晴らしい6年生の児童でした。時間の制限があり、仕上げるのが大変でしたが、それぞれにひまわりや竹をそれらしく描くことができ、喜んでいる姿がとても印象的でした。ただただ、時間があと1時間ほどあれば…と思いました。(水口 美智子)
  • 元気のよい男子児童が多く、女子児童は2人だけの体験学習でした。2時間を通して尻込みする児童が少なく、盛り上がった狂言体験となりました。質問をするとすぐに手が挙がり、体験場面でも積極的で、現代的な仕草を狂言風に指導すると新鮮な体験だったようで、面白そうに何度も挑戦してくれました。6年生くらいになると恥じらいが出て、大きな声を出すのを恥ずかしがるものですが、声はよく出る児童ばかりでした。(田賀屋 夙生)